ドリルサイズとは、ドリルビットの直径のことで、4つの呼び方のいずれかで表されます。分数(インチ)、メートル(ミリメートル)、ナンバー/ワイヤーゲージ(#1〜#80)、レター(A〜Z)です。ある作業で「正しい」ドリルサイズは、何のために穴をあけるかで完全に決まります。下穴、通し穴、タップ下穴は、まったく同じ締結部品でも異なる直径を必要とします。
4つのドリルサイズ体系
ドリルビットは1つの普遍的な番号体系で販売されているわけではありません。作業場では最大4つの重複する体系のビットを揃えており、これらを取り違えることが「サイズ違い」のミスの一般的な原因です。
| 体系 | 範囲 | 代表的な用途 |
|---|---|---|
| 分数 | 1/64″〜1/2″(およびそれ以上、1/64″刻み) | 一般的な木工、家庭での作業、インチ単位の一般的な作業場の仕事 |
| メートル | ミリメートル、一般に0.5 mm刻み | 精密加工、メートル法の締結部品が指定されるあらゆる場面 |
| ナンバー(ワイヤーゲージ) | #1(最大、0.2280″)〜#80(最小、0.0135″) | 小径の精密穴 — 下穴、小さなタップ下穴 |
| レター | A(最小、0.234″)〜Z(最大、0.413″) | 最大のナンバーサイズと分数サイズの始まりの間の隙間を埋める |
覚えておくべき2つの方向(混乱しやすいため):ナンバー体系では、番号が上がるほどドリルは小さくなります。#1がそのセットで最大、#80が最小です。レター体系では逆で、AからZに進むほど大きくなります。ナンバーとレターのインデックスセットから間違ったビットを取ってしまったことがあるなら、この逆向きが原因であることが多いです。
「どのサイズが必要か?」は締結部品ではなく作業内容で決まる
同じボルトやねじでも、穴の用途によって、3種類の異なるドリル径が必要になることがあります。
- 下穴 — 木材や板金に入るセルフタッピングねじ用。ビット径は、ねじの中実軸部(外側のねじ山の直径ではなく芯)に合わせ、ねじ山が自分で道を切るときに食い込む材料があるようにします。
- 通し穴 — ねじ切りせずに材料を貫通するボルト用(反対側のねじ山やナットが働く)。ボルトが自由に通るよう、締結部品の外径より大きくする必要があります。
- タップ下穴 — タップで新しいめねじを切るためのもの。タップが削る材料を残すため、ねじの外径より小さくする必要があります。タップ下穴のサイズは、単純な経験則ではなく独自の参照表に従います。目標は通常、特定のねじ山のかみ合い率であり、単に「ボルトより小さい」ではないからです。
この3つをすべて「1/4-20ボルトのドリルサイズ」と呼ぶことが、多くの混乱の始まりです。同じ締結部品に対する3つの異なる数値で、間違ったものを選ぶと、タップを折るか、ゆるい下穴になるか、自由に通るはずのボルトが引っかかるかのどれかになります。
特定のタップ下穴サイズを探している場合
「この穴にタップ立てするのにどのビットが必要か」が本当の目的なら、上の呼び方の体系の説明は背景情報です。必要なのは、切ろうとしている具体的なねじ用の早見表です。
- 標準的な機械ねじ(UNC、UNF、メートル):下穴ドリルサイズ表:1/4-20、M8、3/8-16などの一般的なサイズをご覧ください
- NPTパイプねじ(テーパー、まったく別の体系):NPT下穴ドリルサイズ表(1/8″〜3/4″)をご覧ください
この2つの表は重なりません。UNC/UNF/メートルの機械ねじとNPTパイプねじは無関係なタップ立ての規則を使います。呼び寸法の数字が同じに見えても同様です(1/4-20の機械ねじと1/4″のNPTパイプタップは、名前に「1/4」を共有するだけで、他には何も共通点がありません)。
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