不明なNPT(National Pipe Taper)継手を特定するには、直径を測り、1インチあたりのねじ山数(TPI)を数え、両方の数値を参照表と照合します。表示サイズは呼び径であり、実際に測る直径とは一致しません。おねじなら外径(OD)、めねじなら内径(ID)を測り、ピッチゲージでねじピッチを確認し、両方の測定値を下の表と比較します。
ステップ1:直径を測る
- おねじ(継手やニップルのような外側):ノギスをねじ山の最も太い部分、つまり面取りされた先端ではなく継手本体に最も近いねじ山の根元に当てます。NPTはテーパーなので、根元でなく先端付近で測ると実際のサイズより小さく読み取れ、表の誤った行にたどり着く原因になります。
- めねじ(ポートやカップリングのような内側):ノギスの内側測定用ジョーを使って、最も大きい端(外側の面)で開口部を横切って測ります。
- まずねじ山を清掃してください。古いシール材、塗料、異物がノギスのジョーの下にあると、読み取り値が、見つけようとしている公差以上にずれてしまいます。
ステップ2:ねじピッチ(TPI)を確認する
直径の測定だけでは2つの候補サイズの間で迷うことがあるため、ねじピッチで確認します。
- ピッチゲージを使う場合:各刃を山の頂に当て、ガタつきや隙間なく完全に収まる刃を見つけます。その刃に刻印された数字がTPIです。
- ゲージなしの場合:定規またはノギスで連続した複数のねじ山の頂にわたって測り、間隔の数で割ります。より多くのねじ山(例:10山)にわたって平均すると、1か所の読み違いによる誤差が小さくなります。
- ついでにテーパーも確認します。根元付近でODを測り、次にねじ山のさらに約1インチ先で再度測ります。NPTねじは長さ1インチあたり直径が約0.05インチ細くなります。このパターンが見られれば、ストレートな機械ねじではなくテーパーパイプねじ(NPTまたは類似のもの)であり、正しい種類の表を見ていることが確認できます。
ステップ3:NPTサイズ表と照合する
| NPT呼び径 | おねじODの概略値 | TPI |
|---|---|---|
| 1/8″ | 0.405″ | 27 |
| 1/4″ | 0.540″ | 18 |
| 3/8″ | 0.675″ | 18 |
| 1/2″ | 0.840″ | 14 |
| 3/4″ | 1.050″ | 14 |
| 1″ | 1.315″ | 11.5 |
| 1-1/4″ | 1.660″ | 11.5 |
| 1-1/2″ | 1.900″ | 11.5 |
| 2″ | 2.375″ | 11.5 |
直径とTPIの両方を照合してください。直径だけに頼ってはいけません。摩耗した、またはわずかに規格外の継手は、ODで隣り合う2つの行のどちらにも近い値になることがあります。両者を実際に区別するのはTPIで、摩耗した頂でのノギス読み取り値のようにずれることがないからです。
呼び径が測定値と決して一致しない理由
NPTのサイズ表記は、昔のパイプスケジュールの呼び方の名残で、「サイズ」はねじの外径ではなく、パイプの呼び内径をゆるく指しています。そのため「1/2″ NPT」の継手は、ねじ山の外側で0.500″ではなく0.840″になります。一部の資料が使う大まかな頭の中の近道は、測定したODからおよそ1/4インチを引いて呼び径を推定するというものです(0.840″ − 0.25″ ≈ 1/2″)。これは公式ではなく、あくまで妥当性のチェックとして扱ってください。このサイズ範囲でたまたまうまく当てはまる近似にすぎず、表の大きいサイズになるほど信頼性が下がります。ODとTPIの両方で照合した上の表が確実な方法で、引き算は、ノギスを手に持っている間の手軽な確認にすぎません。
サイズが分かったら
既存の継手を特定して、適合する部品を買うためなら、上の表が答えです。一方、部品に新しいNPTねじを切ろうとしていて、先に何をあけるべきか知る必要がある場合は、別の調べ物になります。ここで扱った継手の直径サイズではなく、ドリルビットのサイズはNPT下穴ドリルサイズ表(1/8″〜3/4″)をご覧ください。
このガイドはテーパーパイプねじに特化しています。測定している部品が実際にはストレート(非テーパー)ねじだった場合(根元付近と1インチ奥のODを比べて確認します。大きな変化がなければストレートです)は、代わりにねじサイズの測り方:外径・ピッチ・表記の読み方をご覧ください。そちらはNPT/テーパーねじを対象外としてすでに明記し、こちらに案内しています。
関連記事: NPT下穴ドリルサイズ表(1/8″〜3/4″):パイプタップに合うドリルは · ねじサイズの測り方:外径・ピッチ・表記の読み方
